膝立ちの痛みから、病気やその原因をみつける

Home > 生活の中での症状 > 膝立ちでの痛み

膝立ちで痛みがある病気とは

いつもの生活の中で、膝立ちになることは多々あると思います。近くのテーブルにあるテレビのリモコンを取ろうとしたり、ソファサイドに置いてある新聞に手を伸ばすとき。数歩の膝歩きで済ますのではないでしょうか。いちいち立ち上がることはしないはずです。フローリングや絨毯でも、立ち上がる手間を惜しみますし、畳の生活であればなおのことではないでしょうか。

そんなときに、ピリリと痛みを感じるならば、膝に病気や障害がある可能性があります。
ここでは、膝に関するお話をしていきます。

 膝の痛みは分類すれば原因は4つ

膝は、身体の重みのほとんどを支えている関節。立つ・座る・歩く・登る・撥ねる・しゃがむ。何をするにのにも、たいていの動きには膝関節が関与してます。とてつもなく負担の掛かる場所だけに、年令を重ねるほど顕著な疲労が蓄積していくのは仕方ないといえます。関節はどれも重要なのですが、とくに重要な関節が膝なのです。そんな膝に違和感を感じることはないでしょうか。たとえば膝立ちなどでぴりっと痛みが走ったときには、どのような問題がおこっているのでしょう?

膝の痛みの多くは、膝にかかる負荷によって、 筋肉・骨・軟骨・靭帯・関節包といった組織が傷むことで生じます。 その原因は、4つに大別することができます。

1 突発的な障害
 スポーツ、怪我(けが)、事故などが、主な原因

2 長期間の疲労
 日常的なひざの酷使や加齢による老化などが、主な原因

3 病気
 病気や生体機能の異常が、主な原因

4 その他
 とくにケースの定まってないさまざまなケース

どのケースが多いというのは、年令やライフスタイルと関わるので一概に言えることではありません。 別ページにある膝の痛み足と膝の痛みと重なる部分も多いですが、それぞれについてみていきましょう。

■1 突発的な障害

主に、スポーツや怪我(けが)、事故などを原因とするものです。膝におこる障害のケースから、運動中におこったり事故などで起こりやすいなど、障害にはパターンがあります。

 運動中に起こる膝の痛み

スポーツの多くは下半身を酷使します。サッカーやラクビーなどの、相手との接触が多い競技が代表的ですが、バレーボールやバスケットボールなどのジャンプ系競技、マラソンなどの陸上競技、ジョギング・ランニングといった運動など、プロアマ問わずに、痛みの可能性はあります。

当人が自覚していないとしても、とかくスポーツ中の動作には膝に大きな負担をかけるものが多いものです。走る、跳ぶ、ダッシュ、急停止、方向転換。スポーツ時に最も多く発生して、重大なケガになりやすいのが「ひざのケガ」です。主に、膝のスポーツ障害として知られるのが次のものです。

アクシデントや事故による「突発的なケガ」。十分な休息をとらずに運動・練習を続けて「膝の使いすぎによって起こるケガ」。どちらも避けるのが難しいといえます。

○ スポーツ外傷

スポーツ外傷とは、突発的な急性の怪我であり、膝に一度に強い衝撃や負荷が加わることで起こる障害です。大きな傷みが突然に生じるケースが多く、練習や試合のときに膝を抱えて倒れるのはこのケースです。

【半月板損傷】
膝関節でクッションの役割を果たす軟骨組織「半月板」が、大きな負荷によって欠けたり断裂したりするもの。多くは膝が無理にひねられたり伸ばされたときに起こります。主な症状や特徴は、膝が引っかかったような痛みを感じたり、膝の曲げ伸ばしができない(ロッキング状態)、膝に力が入らなかったり膝関節部がはれて膨らんだりします。

【靭帯損傷】
靭帯の一部が傷ついて、裂けたり破けてしまう障害です。いわゆる「捻挫(ねんざ)」もこの一種で、明らかな損傷が見られない軽度なものです。重度のものには靭帯が完全に切れてしまう「靭帯断裂」などがあります。

主な症状や特徴は、膝を強く打ったり激しく動かした時に膝に激しい痛みが走ります。断裂時は「ゴリッ」「ポキッ」「ブチッ」といった音がすることもあります。膝のぐらつきや不安定感がおこって、歩行時に突然膝がガクンと落ち込むこともあります。

【その他】
ひざ周りの骨の骨折、膝蓋骨(ひざの皿)の脱臼、捻挫、打撲などもスポーツ外傷の一種です。ひざ関節内の組織(関節包など)が損傷しているケースもあります。

○ スポーツ障害

スポーツ障害とは、膝の使いすぎによる経過性(慢性?)の痛みのことです。前述の「スポーツ外傷」と違うのは突発的な怪我にみえないこと。膝に、一定の負荷がかかり続けることで起こる障害で、最初は小さな痛みや違和感を感じます。それから徐々に症状が悪化してくというケースが多いです。

【腸脛靭帯炎】
ランナー膝とかランナーズニーとも言います。名前のとおり、陸上競技の長距離選手や登山者に多く見られます。大腿骨(太ももの骨)の外側に位置する靭帯「腸脛靭帯」に、炎症が起こるものです。主な症状や特徴は、膝の外側が痛んだりします。これは、走っている時だけでなく、走り終えた時や患部を指で押した時にもです。

【膝蓋腱炎】(ジャンパー膝・ジャンパーズニー)
膝の皿とすねの骨をつなぐ膝蓋腱が傷つき炎症を起こしたもの。重症例では腱が完全に切れる「膝蓋腱断裂」が生じる。名前のとおりジャンプ競技やランニングで良く見られます。主な症状や特徴は、膝蓋骨(ひざの皿)の下側に痛みや腫れが生じるもので、10〜20歳代の特に高校生以降の男子、背の高い人などに多くあります。

【タナ障害】
膝の皿と大腿骨(太ももの骨)の間にあるヒダ状の膜が通称「タナ」で、ここの炎症をタナ障害と呼ぶのです。膝の屈伸と打撲をともなうスポーツ選手によくおこります。主な症状と特徴は、スポーツ時などに膝の皿の内側に痛みやひっかかり感があったり、膝を動かした時に何か挟まるような感じがします。そのとき「コキッ」「コツッ」といった音がすることも。10〜20歳代の若い人に多くて女性の割合が高くなってます。

【鵞足炎】
膝の内側の腱に炎症があらわれて痛みを感じます。膝の曲げ伸ばしや、運動・圧迫時などに、膝の内側から膝下にかけて痛みます。とくに、膝をいっぱいにまで伸ばしたときに痛みがあります。運動・スポーツ時に、膝が内側に入る動作や膝から下を外側にひねる動作があります。前者を「外反」後者を「外旋」というのですが、そのとき生じた腱の摩擦によっておこる障害です。

【オスグッド病】
ひざの皿の下あたりの骨に、変形や膨張などの異常が起き、異常に刺激に対して過敏になる病気です。正座でひざが痛んだり、強く曲げたときに皿の下に痛みがあります。見た目では、膝の皿の下にある少しでっぱっている部分が更にふくらみます。10〜15歳くらいの、特にスポーツをする子供によく見られます。原因となるのは主に、不安定な成長期状態の骨に、運動などの刺激で異常が生じることによるものです。

【離断性骨軟骨炎】
骨先端にある軟骨部分が壊死し骨の一部といっしょにはがれます。野球ひじや、テニスひじなどと同様といえばわかるでしょうか。症状としては、膝が一定以上曲げ伸ばせなかったり、全く動かないなど急に動きが悪化。それだけでなく激しい痛みを感じます。膝に何か挟まっているような感じがし、安静時はほとんど痛みません。

【膝蓋軟骨軟化症】
ひざの皿の裏側にある軟骨が、大腿骨とこすれておこる炎症です。軟骨の軟化・膨隆・亀裂などをおこします。マラソンやジャンプ系の競技に多いくあります。症状は、膝を動かす時に、ひざの皿周辺に痛みを感じます。ゴリゴリ音がすることもあります。ひざの皿を押すと痛んだり、皿に違和感・不安定感もあります。10〜20代の若い女性に多く発生する症状です。

【膝蓋骨不安定症】
「ひざの皿」の稼動範囲が大きくなって、ひざに衝撃を受けた時などに脱臼しやすくなる障害です

■2 長期間の疲労

主に日常的な膝の使用や加齢を原因で、仕事や生活でおこる長期間にわたる疲労の蓄積が主な原因となります。重い荷物運びや肉体労働による膝への負荷や、自らが太っていることにより大きなヒザ負担もここに含まれます。

膝は、体重による負荷を分散するとともに、体のバランスをとるなどの重要な役割を果たしてます。最大なら、体重の10倍近くの負荷がかかるという部位です。骨や軟骨の劣化が起こりやすく、痛みの生れやすい箇所だといえます。骨、筋肉、靭帯などの体の組織は加齢の影響が強く現れるので、30歳を過ぎたあたりから徐々に衰えがみえてきます。たとえば軟骨。長年に渡って使われることで、冷蔵庫のパッキンや車のタイヤが磨耗するように、骨同士の摩擦などですり減っていきます。

膝の負担を大きくする要因には「運動不足による肥満」「膝の筋力や柔軟性不足」「立ち仕事」「重い荷物を持つ行為」「O脚(がに股)」などがあります。身体の硬い運動不足の人が立ち歩く仕事をしているなど、要因が重ねる人ほど膝障害が発生しやすいし、傷みだす年齢も早くなります。

【変形性膝関節症】
ひざ関節の骨や軟骨がすり減ったりもろくなったりして変形した状態です。立つ・座る・歩くといった、膝を動かしはじめる時に痛みます。膝がこわばって動きが悪くなったり、一定以上曲げ伸ばしできないこともあります。膝がきしんだり、水がたまることもあります。主に、中高年に多くみられます。

【膝蓋大腿関節症】
ひざの皿と太ももの骨による関節「膝蓋大腿関節」に炎症が起こります。症状や特徴としては、皿の上部あたりに痛みを感じたり、皿が大きく動くようなズレているような感じがします。ひざの腫れやこわばりが見られることも。

【膝蓋骨不安定症】
ひざの皿の動く範囲が大きくなって、ひざに衝撃を受けたとき脱臼しやすくなります。主な症状は、ひざの皿が大きく動いて不安定感や違和感を感じたり、皿が度々外れて、腫れたり痛みを感じます。痛みは時に激しくなることがあります。

■3 病気

病気や疾病が原因で膝が痛むことがあります。炎症を引き起こす細菌によるウィルス性疾患、骨や軟骨にできる腫瘍、骨の破壊や変形を伴う障害など、症状の一つとして膝の痛みが見られることもある病気

また、原因がはっきりしているものもあれば原因不明のものもあります。病気でなくとも、生来の生体機能の異常や脆弱さが原因となることもあります。先天性(生まれつき)のもの、遺伝性のもの、子供の成長過程で発症しやすいものなど、特徴や原因は思いのほか多いのです。

【風邪・インフルエンザ】
ヒザに限ったものではありませんが、さまざまな痛みや症状を起こす病気の代表格が風邪・インフルエンザです。 主な症状として、発熱、だるさ、寒気、吐き気、下痢、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、咳、痰、声がかれる 頭痛、腹痛、関節の痛み、喉の痛み、筋肉痛などがおこります。

【変形性股関節症】
股関節の骨や軟骨がすり減ったり、形が変わったりする病気です。名前にあるのは股関節には、痛みのほかに動かしにくい、曲げ伸ばしづらい、足を引きずって歩くといったことがおこります。ほかにもひざの上やお尻、太もも、などに痛みがおこります。30歳代後半〜50歳代の、特に女性に多く見られます。股関節の異常や病気の後遺症が原因となります。

【単純性股関節炎】
3〜6歳くらいの子どもに多くある股関節におこる炎症です。詳しい原因は不明ですが、ウイルスやケガに対する免疫反応と考えられてます。タイミングとしては、風邪をひいた後や運動の後に、微熱でて膝や股関節が痛むものです。がに股気味になったり足を引きずって歩いたりします。

【ペルテス病】
3〜12歳くらいの子どもの病気ですが、うち、5〜7歳の活発な男児に多く見られます。原因不明で、大腿骨の股関節側に血液が循環しなくなってしまい、そのために骨が破壊され変形してしまいます。ペルテス病にかかると、膝・もも・股関節が痛みます。とくに、足をねじったり、股関節を大きく曲げたり、股を大きく開くと痛みは強くなります。そのせいから足を引きずって歩くようになります。

【骨軟骨腫・内軟骨腫】
どちらも、骨の表面や内部にできる良性の腫瘍です。原因は解明されてませんが、一度にたくさんの腫瘍ができる「多発型」は遺伝的な要因もあると考えられます。

骨軟骨腫では、患者の半数は10代の成長期の若者です。膝の周辺に骨のように硬い腫れやこぶができ、膝の痛みや、膝関節が動きにくくなります。内軟骨腫では、骨がもろくなり骨折しやすくなります。膝の骨にできた腫瘍が大きくなると周囲を圧迫して痛みがでてきます。

ほかにも、骨肉腫 痛風 関節リウマチ 大腿骨頭壊死 神経病性関節症 化膿性関節炎 などいくつもの原因が挙げられます。

■ 4.その他

とくに特定できない様々な原因でヒザの痛みが発生するケースです。 スポーツ障害、事故、加齢、病気などが原因となってしまう障害です。

関節ねずみ 関節水症 膝内障 などが知られてます。

カラダの悩みや症状

サイドメニュー

  1. Home
  2. ● 頭・顔の症状
  3. 頭痛
  4. 顔色が黒い
  5. 鼻血
  6. めまい
  7. 脳血栓の前触れ
  8. 頭がかゆい
  9. 頭のかさぶた
  10. 毛が抜ける
  11. 髪が抜ける病気
  12. 喉が渇く症状
  13. 喉の違和感
  14. 喉が腫れる
  15. 目のアレルギー
  16. 目の痛み
  17. PC・スマホの害
  18. スマホで失明
  19. 難聴の原因と対策
  20. 耳が詰まった感じ
  21. あごの痛み
  22. 首が痛い
  23. ● 胸・お腹の症状
  24. 息苦しい
  25. 呼吸が苦しい
  26. 吐き気
  27. 吐き気と頭痛・めまい
  28. 胸の痛み
  29. 吐血と喀血
  30. 腹痛
  31. お腹が張る
  32. 動悸の症状
  33. 背中が痛い
  34. 下腹部の痛み
  35. 腰痛について
  36. 左右横腹が痛い
  37. 胃痛と吐き気
  38. ● 身体全体の症状
  39. あくび
  40. てんかん
  41. だるい
  42. むくみ
  43. 貧血の原因と症状
  44. たちくらみの症状と対策
  45. 朝おきられない
  46. 痩せる
  47. 体重減少
  48. 太り過ぎの病気
  49. 糖尿になった
  50. 微熱
  51. イライラ
  52. 遺伝する病気
  53. かゆみ
  54. ヒリヒリ痛む
  55. 身体がふるえる
  56. 体がくさい
  57. 尿の色と匂い
  58. 血尿と尿ガン
  59. ● 生活の中で
  60. 疲れ
  61. 眠気
  62. 食欲不振
  63. 背中がかゆい
  64. 筋肉痛
  65. 肩こりは難病か
  66. 関節の痛み
  67. 手足のしびれ
  68. 膝の痛み
  69. 膝立ちでの痛み
  70. 足と膝の痛み
  71. 足の裏の痛み
  72. 足のむくみ
  73. 腰の痛みと対策
  74. 季節の症状
  75. 痛みで眠れないときに
  76. 頻尿を改善したい
  77. 手が腫れる
  78. ガンの見つけ方
  79. 痛いイボ痔対策
  80. ● 小さな命の症状
  81. 子供の頭痛
  82. 子供の髪の毛
  83. 子供のめまい
  84. 子供の足の痛み
  85. 子供の微熱
  86. 子供のノド
  87. 子供の胃腸炎
  88. 子供のおちんちん
  89. 子供の感染症
  90. 赤ちゃんのむくみ
  91. ● 女性特有
  92. 陰部が痛い
  93. 陰部がかゆい
  94. 乳房が痛い
  95. 下腹部が痛い
  96. ●健康へ向けて
  97. 栄養を摂る食べ物
  98. 身体を動かすこと
  99. 健康呼吸法
  100. 病気のダイエット
  101. おいしい食べ物
  102. 玄米酵素の炊き方
  103. 健康対策のアイテム
  104. サプリメントと健康食品
  105. 便秘に悩んだとき
  106. 疲れをとるサプリ
  107. 水分の正しい飲み方
  108. アルコール 健康的な飲み方
  109. 健康寿命とSF
介護 1人暮らし