太る病気について、症状と原因

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太る病気について

人は、なぜ、太るのでしょうか? 個人的な経験を言えば「たっぷり食事」と「動かない身体」を組み合わせると、それほど時間をかけずに、高確率で太ることが可能でした。 このような、はっきりとした太り過ぎを「肥満」と呼びます。

「メタボ」という便利な言葉が生まれたおかげで肥満は死語化してますが、いま現在太っている人は、糖尿病などの病気予備軍であることを自覚したほうがいいでしょう。 肥満になる大きな原因は、運動不足と食べすぎですが、じっさいはそれに限りません。 なんらかの病気にかかってしまうことでも、身体が太る場合があるのです。

■ 肥満の定義とは

肥満とは、体内の脂肪組織が異常に増加した状態のこと。 その逆に、体重が異常に減少した状態を「ヤセ」といいます。 肥満と痩せの目安になっているのが、BMI(ボディマス指数)で、 体重(s)を身長(m)の2乗で割った数値です。 25以上を肥満、18・5未満をやせ(低体重)と判定します。標準体重は、身長の2乗に22をかけた数値です。

正しく計るなら体脂肪量の測定が必要です。自宅で継続して測定するならば体組成計を使うのがいいでしょう。もちろん体格の違いがあるので個人差があります。あくまでも目安としてBMI値を用いてます。

 BMI =  体重(s)/身長(m)^2  

 肥満 25以上
 やせ 18・5未満

「肥満でなにが悪いのか」と開き直ってる人もいますが、肥満は、身体にとって良いものではありません。動きにくくなるとか、膝に負担がかかるとか理由は複数ありますが、一番怖いのは、糖尿病などの重大な病気を合併しやすくなること。病気が病気を呼ぶ体質になるわけです。もちろん、やせている場合も何らかの病気が心配されますが、太ったことで病気になる肥満と、病気のせいで痩せてしまうのとでは、因果が正反対です。

どちらにしても、急速であれ緩慢であれ、体重の増減があるようならの病気である可能性があるようです。

肥満の害とは?

肥満が問題になる最大の理由は、さまざまな生活習慣病の温床となりやすいこと。主な病気をだけでも下記の種類にのぼります。さらにレアケースを加えれば、きりがありません。

 代謝異常
  2型糖尿病 脂質異常症 高尿酸血症 痛風
 循環器系
  高血圧 狭心症 急性心筋梗塞
 脳血管系
  脳梗塞 脳出血
 呼吸器系
  睡眠時無呼吸症候群 ピックウィック症候群
 消化器系
  脂肪肝
 骨・関節系
  変形性膝関節症

肥満になってしまうと、各種のガン(子宮がん・乳がん・大腸がん・前立腺がん)も発生しやすくなります。標準体格の比べると、グンとリスクが高まることを覚えて置いてください。

肥満のタイプ

肥満イコール体重が重くて出っぷり体型のイメージですが、注意したいのはそれだけに留まりません。仮に体重に変化がなくても、腹部の体型のみ変化するケースも肥満にあたるのです。肥満タイプには、「皮下脂肪型肥満」と「内臓脂肪型肥満」とがあります。

問題視されているのは、内臓に脂肪が増える後者のほうです。内臓脂肪からは「アディポカイン」というさまざまな物質が分泌されます。その中に動脈硬化を助長しやすい物質もあって、それが生活習慣病の元を作っているのではないかと言われてます。

そうした病気以外にも、増えすぎた体重は膝や脊柱の関節に負担をかけます。変形性関節症を生み、ひざの痛みや腰痛の原因となってます。

変形性関節症とは?: 膝関節の軟骨がすり減ったために、関節炎や変形を生じ痛みやしびれなどが起こる病気

・皮下脂肪型肥満
 おなかの皮下に脂肪が多くつくタイプの肥満です。触れた感は、つまんだお腹に厚みを感じればこれにあたります。一般に皮下脂肪型はの肥満は、病気に直接結びつきにくいとされています。しかし、BMIが30以上になるようなら危険が迫っている可能性があります。

・内臓脂肪型肥満
 おなかの外ではなく、内臓脂肪と呼ばれる脂肪が臓器のまわりに多くつくタイプです。このタイプの肥満は、生活習慣病をはじめとしたさまざまな病気の元凶となることがわかっています。

 自分の肥満は、内臓脂肪型肥満かもしれない?。正確に知りたいなら腹部CT検査が必要ですが、そのためだけにわざわざ検査をうける人は少ないでしょう。肥満の目安となるのはウェストサイズ。ウエストの周囲径が標準異常なら内臓脂肪型肥満の可能性があります。

 肥満の目安となるウエスト周囲径
  男性 85cm以上
  女性 90cm以上

メタボリックシンドロームとは

内臓脂肪型肥満があるだけでも健康不安があるのですが、加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上をあわせもった状態を、内臓脂肪症候群といいます。「メタボリックシンドローム」と言ったほうが通りがいいでしょう。

メタボリックシンドロームがあると、生活習慣病の問題のだけでなく、狭心症や急性心筋梗塞、脳梗塞や脳出血などの動脈硬化性疾患も発症しやすくなります。日本においての診断基準は割愛しますが、上記のウェストのほか、中性脂肪・高血圧・高血糖などの数値が一定値以上の値を示すとメタボであると診断されます。

■ 太り過ぎを解消したいなら

切に、肥満をやめたいと願うなら、方法はご存知のとおりです。食べ過ぎない・運動する・ストレスを溜めない。これに尽きます。食事については、食べすぎよりも間食が問題視されてますが、これは若い人に限定されます。

年令が高くなればなるほど代謝が落ちてきます。3度の食事を若い頃と同じボリュームで食べていれば、それだけでメタボになります。日頃、どれだけ身体を動かしているかにもよりますが、経験上、40歳を超えたあたりから同じ量の食事でも脂肪がつきやすくなるようです。

食べるタイミングとしてよく言われるのは、21時以後の夜中はダメということ。睡眠時間と無関係に、人間の身体リズムは月や太陽の影響を受けてます。眠ってるはずの時間帯に体内に入った食物は、ほとんどエネルギー消費されないので、ほぼ100%、そのまま蓄積されてしまいます。例えるなら冬眠前のクマが栄養を蓄える行為と同じ。胃腸にも悪いので良いこと無しです。夜は、なるべく胃腸の空にするように心がけるべきです。

肥満から考えられる主な病気

「太ったらこうなる」という話しばかりしてきましたが、最後に、肥満を起す可能性のある病気の一覧です。主な症状から、疑いのある病気を特定してください。

・クッシング症候群
体の中で、副腎皮質ホルモン(ステロイド)が異常に多く産生されるために生じてしまう病気の総称です。 満月様顔貌といわれるくらい、手や足は細いのに胴体や顔が太ります。

症状:
 顔がむくんで赤ら顔、手足が細くなる
 おなかは太る、にきび、月経異常

・甲状腺機能低下症
甲状腺機能が低下の影響から代謝が低下、体のさまざまな機能が低下します。皮膚は乾燥し、毛がぬけたり、指で押しても跡を残さないむくみを生じます。精神機能さえ低下するため眠気、記憶障害、抑うつ、無気力を生じます。同じ種類には「慢性甲状腺炎(橋本病)」もあります。
ちなみに、出産後に甲状腺機能が低下することがありますが、それは一過性です。

症状:
 汗をかかない、寒がり、顔や手足のむくみ、
 皮膚乾燥、脱毛、声がれ

・インスリノーマ(インスリン産生膵島細胞腫)
低血糖症状の代表的疾患のひとつ。膵臓内部のインスリンを産生するβ細胞が腫瘍化するのが原因です。毎食前や夜間などの空腹時に、冷汗や動悸、頻脈や手の震えがおこります。

症状:
 動悸、頻脈、発汗、見当識障害、性格変化、過食

・糖尿病
初期の段階では痛みなどの自覚症状はありません。検査結果を知らされても治療が必要だといわれてもピンとこないために、治療を受けずに放置して悪化する人が多いようです。太った人が糖尿病になりやすいのですが、発病するとエネルギーが保持されないために痩せてきます。

症状:
 多尿、多飲、多食、疲れやすい

・多嚢胞性卵巣症候群
卵胞が発育するのに時間がかかり排卵しない病気です。若い女性の排卵障害の中で多くみられます。原因は、卵巣内の男性ホルモンが多いことだいわれてます。

症状:
 無月経、不妊、多毛・にきび・低声音などの男性化

・二次性肥満
病気であれ食べすぎであれ普通の肥満?は一次性肥満といわれてます。対して、二次性肥満という原因の明確な肥満もあります。この二次性肥満というのは結果として肥満になってしまうもの。ステロイド剤などによる薬剤性のもの、特殊な遺伝性疾患などによるものがあります。上記の甲状腺機能低下症による合併も二次性肥満の一周です。

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