めまいとしびれ、瞬発性脳血栓症と一過性脳虚血発作

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めまい・しびれが同時におこるのは脳血栓の前触れ

心臓が止まることは、命が終わることとイコールです。同じく、脳が死んだときにも命は尽きます。老化や糖尿病が恐い理由は、血液の流れや成分に異常が起こって血管の中を怪しげなものが流れていくことにあります。

血管中に、ムダ・不要なモノが多く流れれば、それが原因で血管が詰まったり破裂したりする可能性があります。そのまま放っておけば、心臓や脳に異常が発生した時点で生命に黄色信号が点灯します。
身体におこる、めまい・しびれは、珍しい症状ではありませんが、それが同時に起こるようなら 脳血栓を含めたなんらかの問題が起こっている危険があります。

● 水際か軽微なときに阻止できるか

基本的には、どんな病気であっても「前ぶれ」というのはあるものです。なにかの原因があって軽い症状がおこるもので、風邪で例えるならば咳や微熱が該当します。予兆段階でみつけて早めの処置ができれば、重くなるまえに、治すこともできます。風邪であれば、温かくして栄養を摂って早く就寝します。しっかりできれば高熱で寝込んでしまうことにはならないでしょう。

健診での早期発見が理想です。タイミングを逃すと、症状は重篤化していき、より重い病気へとランクアップしてしまいます。風邪をこじらせて肺炎にことがありますが、脳血栓の進行は肺炎より着実で恐いのです。

ときどき、めまいしびれ、ろれつが回らない

脳で恐い病気は脳血栓や脳溢血です。とくに脳内で出血してしまう脳溢血に比べると、脳血栓は兆候がおこる病気となってます。ここでは脳血栓の前ぶれといえる、2つの病気について取り上げます。瞬発性脳血栓症と、一過性脳虚血発作。症状は似通っており「言葉の違いではないか」とさえ思えますが、危険な兆候を理解して早めの対応で脳血栓を退けてください。

 脳梗塞とはどういう病気か。症状と負担

命に関わる病気はたくさんありますが、「脳血栓」ほど早急な対処が必要な症状は少ないかと思われます。そこでまず、他のページで説明済みかもしれませんが、脳血栓についておさらいしておきましょう。

名前がが示している通り、脳に栓ができてしまう症状が脳梗塞です。脳の血管が極度に狭くなったり、何かが詰まって塞いでしまい脳に栄養や酸素が行渡らなくなり、脳の組織が部分的に死んでしまうのです。脳梗塞を別名「脳軟化症」とも呼びます。つまり、壊死した脳細胞は溶けてしまう恐ろしい症状なのです。

脳は身体のあらゆる部分を複雑に管理してます。脳梗塞になったときの症状の現れ方も個個の事例で違ってきます。障害を受けた部分によって、身体が動かなくなったり、意識を失ったりと、その症状は様々で「こうなる」と断定はできないのです。

いきなり起こってしまうイメージの強い脳梗塞ですが、症状が徐々に進行して脳血管性痴呆になるという場合もあります。また、命が助かってからも後遺症が残ることも多く、介護が必要となるケースも少なくありません。命の危険があるばかりか後遺症リスクを伴うという、人生に過大な負担を強いる病気だといえます。

 瞬発性脳血栓症の仕組みとは

脳血栓について、いくぶんか理解をしていただいたと思います。 それでは、上の説明が頭の片隅にあるうちに「瞬発性脳血栓症」についてお話しますね。

心臓は、一年365日休ますに働き続けており、その回数は、24時間でほぼ10万回またはそれ以上の鼓動を繰り返してます。ひたすら、ドクンドクンと脈動を続けているので、ときおりは不整脈を起こしてます。健康者なら、10万回の内、数回〜数十回。その程度の不正常はごく普通にあると言われています。

心臓の構造は、左右の心室と心房から構成されています。いわゆる「心室細動」とは、心室の拍動信号が弱まる症状で極めて危険な状態です。他方、心房側の信号が弱まるのを「心房細動」といいます。

この心房細動ですが、「短時間にちょっと発生」程度ならば直接、命に危険はありません。なんとなく気分が悪いといった不快感で治まってしまうようです。ところが、この細動に伴って、微細な血栓(血液凝固)が生じてしまうことがあります。

ここで生まれた血栓が脳まで到達し、微細血管内で詰まると脳血栓症を起こします。血栓はささやかなものですが、一種の脳卒中症状という危険な兆候です。血栓ができる原因は、この心房細動だけではなく、いわゆるエコノミー症候群などもその一つです。心臓弁膜の不正常でも起こります。 極めて微細な血栓が脳内で一瞬詰まって、ごく短時間に外れて回復する。これが瞬発性脳血栓症なのです。

瞬発性脳血栓症の症状

瞬発性脳血栓症が始まる年令は、四十代前後あたりからです。加齢にともない共に血管が老化することも手伝って、危険度は年令に比例して増加していきます。最初の血栓は微細ですが、大きくなるほど危険が増して行きます。血栓の大きさと詰まった場所や経過時間によって命取りになり、助かったとしても前述のような後遺症を残すこともあります。

一時的に血栓が脳で詰まったとしても、一瞬で血管が開通さえすれば「瞬発性脳血栓症」で留まります。そのまま、塞がったままであれば意識がなくなり、直ちに病院へ運ばなければ、命が無くなる危険があるのです。

そういったことから、瞬発性脳血栓症は血栓症の前触れだといわれるので。 次のような症状は「瞬発性脳血栓症」がおこっている状態でり、脳血栓の兆候を示しています。倒れる前に、早急に、病院へいくことをオススメします。

 片側の手足がしびれる
 ろれつが回らなくなる
 文字が思うように書けない
 物が二重に見える
 急に手の力が抜けて持っているものを落とした
 めまいで真っ直ぐに歩くことができない
 人の話しをよく理解することができない
 力はあるが歩くことができない、立っていることができない
 片側の目に幕がかかったように一時的に物が見えにくくなる

こうした前兆を実感しても20分前後で症状が治まってしまうことがよくあります。変だと思っても、症状がなくなれば忘れてしまって、気に留める人が少ない現状があります。じつは、脳梗塞患者の70%以上は前兆なしで突然起こると言われます。ポジティブに考えれば前兆は早期発見の「くもの糸」。早い治療を受けて、致命傷避けるメリットを享受してください。

大事に至らないために重要なのは、心房細動を防ぐことです。大切なのは、血流を良くするための行動です。普段から食べるものに気をつけましょう。

前触れがあれば医者にかかってください。そこまでいってないなら普段の生活の中で改善してください。適度な運動・バランス良い食事・十分な睡眠を心がけて、血液をサラサラにする食べ物やサプリメントも有効です。

一過性脳虚血発作(TIA)とは

一過性脳虚血発作は、(transient[一過性の]ischemic[血流が乏しくなる]attack[発作]の英語の略称)から「TIA」とも呼ばれています。

この発作は、脳の一部の血液の流れが一時的に悪くなることで半身の運動まひなどの症状が現れて、普通は数分から数十分、長くても24時間以内に完全に消えてしまいます。

「瞬発性脳血栓症」が症状の名前だとすれば、一過性脳虚血発作はそのときに起こる具体的な現象という関係になるでしょう。脳細胞に栄養を与えている脳の動脈が、血栓(血の塊)によって詰まることで症状が現れます。しかし脳細胞が死んでしまう前に血液の流れが回復するため、脳細胞が元の機能を取り戻し症状も消失するというものです。

脳の血液の流れが悪い状態がずっと続けば、血液の供給を受けられない脳細胞はそのまま死んでしまいます。治ったとしても、運動まひなどの症状は残ってしまいます。この状態が「脳梗塞」なのです。脳梗塞はよく知られてますが、「一過性脳虚血発作」は聞きなれない言葉です。認知度が低いために対処も遅れ気味になるのは困ったことです。

一過性脳虚血発作は、症状が短時間で消えてしまいます。かつては、医師でさえ一緊急を要する病気とは認識してませんでした。でも、治療しないで放っておくと、3か月以内に15〜20%の方が脳梗塞を発症します。そのうちの半数は、一過性脳虚血発作を起こしてから数日以内(特に48時間以内が危ない)に脳梗塞になるという統計があるのです。

逆に発作後、速やかに病院を受診して検査・治療を始めれば、その後の脳梗塞発症の危険を減らせます。

特に危ないABCD2 スコアとは?

一過性脳虚血発作後に脳梗塞を起こす危険度は、患者さんそれぞれによって異なります。

ABCD2 スコアは、一過性脳虚血発作後に脳梗塞を早期に起こす危険性を予測する指標として開発されました〈表1〉。各項目の点数を合計したスコア(0〜7点)が高いほど、一過性脳虚血発作後、早期に脳梗塞を起こす危険性が高いとされています。

このスコアを指標に受診するかどうかを決める必要はありませんが、特にスコア3〜4点以上は要注意ですので、知っておくとよいでしょう。

【ABCD2スコア】
 7点満点のスコアで、最初の受診より2日以内に脳卒中を起こすリスク
 スコア0〜3の患者は1.0%、4〜5の患者は4.1%、6〜7の患者は8.1%

A 年齢
  60歳以上  1
  60歳未満  0

B 血圧(発症後すぐに測定)
  上 140mm(または下90mm)Hg以上 1
  その他 0

C 臨床症状
  一側の筋力低下 2
  麻痺を伴わない構音障害 1
  その他 0

D 症状の持続時間
  60分以上 2
  10〜59分 1
  10分未満 0

D 糖尿病
  あり 1
  なし 0

主な原因は動脈硬化

一過性脳虚血発作は、大きく二つの原因にわかることができます。心臓の病気と動脈硬化です。

・心臓が原因の場合
「瞬発性脳血栓症」で説明したことです。心臓で作られた血栓が脳の動脈に達し、動脈が詰まっておこるケースです。心臓に血栓ができやすくなる心臓の病気には、「心房細動」という不整脈が圧倒的に多くあり、次いで心筋梗塞、人工弁なども原因となります。ただし、心臓にできる血栓はより大きいモノになりがちです。一過性脳虚血発作よりもさらに大きな脳梗塞(心原性脳塞栓症)といった形で起こってくることが多いようです。

・動脈硬化が原因の場合
発作の原因の多くは動脈硬化です。比較的太い動脈(特に頸部の頸動脈)に動脈硬化が起こると、その表面に血栓が付着します。この血栓がはがれて血流にのって、より先の細い動脈に引っかかるとまひなどの症状になるのです。血栓が小さければすぐに溶けて流れ去り血流が回復。症状も消えてしまいます。

また脳の動脈に、動脈硬化のせいで非常に狭くなった血管がある場合は、何かで脳の血流がさらに悪くなったときに症状がおこります。この場合は、頭を低くして休むなどすれば、脳の血流が回復し症状は改善します。

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